ビジネス用語 : ファイナンス|金融市場
有価証券報告書 = securities report
金融商品取引法違反で起訴された、日産自動車の元会長カルロス・ゴーンの事件で、一般の人々にも知れ渡った、有価証券報告書(securities report)。 金融庁の「新しい金融商品取引法制について」の中で、「財務・企業情報の開示」、すなわち、有価証券報告書の提出を義務付けています。
有価証券報告書の構成は、「第一部 企業情報」、「第二部 提出会社の保証会社等の情報」の二部構成になっています。その詳細は、下記のようなものです。
- 第一部 企業情報
- 第1 企業の概況
- 1.主要な経営指標等の推移
- 2.事業の内容
- 第2 事業の状況
- 1.事業等のリスク
- 2.経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況分析
- 3.経営上の重要な契約等
- 第3 提出会社の概況
- 1.株式等の状況
- 2.役員の状況
- 第4 経理の状況
- 1.要約四半期連結財務諸表
- 2.その他
- 第二部 提出会社の保証会社等の情報
- 第1 保証会社情報
- 1.保証の対象となっている社債
- 2.継続開示会社たる保証会社に関する事項
- 3.継続開示会社に該当しない保証会社に関する事項
- 第2 保証会社以外の会社の情報
- 第3 指数等の情報
企業が提出した有価証券報告書は、金融庁が管理している電子開示システム(EDINET)で、閲覧することができます。 貸借対照表、損益計算書、キャッシュ・フローは、「第一部 第4 経理の状況」の中に、記載されています。