マーケティング

 プロダクト・ミックス

プロダクト・ミックスproduct mix)は、企業が販売する全ての商品を製品ラインなどでまとめ、 消費者にわかりやすくするマーケティング戦略のひとつです。

例えば、歯磨・シャンプー・洗剤・薬品の製造・販売を行っているライオン株式会社の場合、全ての商品を7つのカテゴリー(製品ライン)に分けています。 「歯とお口のケア」「カラダのケア」「衣類のケア」「住まいのケア」「キッチンと調理」「メディカルケア」「健康・美容食品」となっています。 この製品ラインの数プロダクト・ミックスの幅widthといわれるものです。

製品ライン“歯とお口のケア”の中には、「ハミガキ」「デンタルリンス・口中剤」「ハブラシ・用具」「歯槽膿漏薬」「入れ歯用品」という製品があります。 そして、製品“ハミガキ”の中には、「クリニカ」「デンタークリア」「プラチアス」「デントヘルス」「デンターシステマ」「ハイテクト」「キシリデント」「エチケット」 等のプランド製品があります。各製品ラインの中の製品のブランドトータルプロダクト・ミックスの深さdepthとなります。

これら各製品ラインの全ての製品をまとめたもの(幅+深さ)をプロダクト・ミックスの長さlengthといいます。

プロダクト・ミックスでもう一つの大事なものは、一貫性consistency)です。各製品ラインの生産から販売まで密接に 関連していることが重要です。消費者のニーズ、競合相手の戦略によって各製品ラインの強さは変わります。幅を変えるのか、深さをかえるのか、 長さをどうするか、常に検討し、対応することが企業の強さを維持するために必要です。

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