日本国内のみならず、世界の投資家が注目したオリンパス問題、東京証券取引所は上場維持を決定しましたが、その決定に関しては、 賛否が出ています。今回の有価証券報告書の虚偽記載に関しては、監査(auditing)が正しく行われたかが、今後、司法の場で追求されることになります。
監査(auditing)とは、 「Accounting Principles (Lanny M. Solomon, Larry M. Walther, Linda M. Plunkett, Richard J. Vargo)」 に次のように定義されています。
Auditing involves the investigation and examination of the transactions that underlie an organization's financial reports.
「監査とは、企業の決算報告書に記載されている取引を調査し、検査することである」、 その監査の結果が、企業の財務情報の信頼性を保証することになります。
監査を行う人は、“auditor”といわれます。監査法人(auditing firm)、又は、 会計事務所(accounting firm)に所属する公認会計士(CPA: certified public accountant)が行います。